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by itarufox
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たかのはな/貴乃花

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先月30日に55歳で亡くなった日本相撲協会理事の二子山親方(元大関貴ノ花=本名・花田満さん)の協会葬が13日午後、東京・両国国技館でしめやかに営まれた。
<中略>
兄弟の確執報道について、長男勝さんは「私の不徳の致すところ。今後もコメントは差し控えたい」との文書を出した。

どうも、「お兄ちゃん」花田勝氏が優勢だ。

「相撲だけでやってきた」せいか、マスコミ対応は下手だし、性格も頑なで、
融通も利かなさそうだ。

無理して喋ってみたが、タイミングがよくなかった。
長男勝氏に、自らの非を認め、今後もコメントしない、と一枚上手の対応でやり返された。
「悪口を喋る愚弟VS黙する賢い兄」の図式が成り立つように見えるし、
実際そうなのかもしれない。

しかし私は貴乃花親方を応援する。

なぜなら、相撲の現場にいるのは、この次男である貴乃花親方だからだ。

長男は相撲界から離れ、「おかみさん」も離れていった。
それでも次男は残った。二子山部屋を継承するために。
私はこの現実が大切だと思うのだ。

長男勝氏は、「花田家の長男だから喪主をする」という主張をしたそうだ。
それならば、「長男として二子山部屋を継承する」べきだったのだ。
それをせずに長男だの花田家を主張しても、白々しく見える。

故人の意志がどうであったかは知らない。
もしかしたら、喪主くらいは長男に...という気持ちがあったかもしれない。
相撲協会からすれば、横綱にまでなった人間が食い詰めて、
マスコミや芸能界をうろうろされても困るだろう。
「後はまかせた」というのは、自覚を促す言葉なのだ。

それを自分の都合のいいように解釈してるんじゃないだろうか。

一方、貴乃花親方も、本当は相撲を離れ、別の人生を送りたかったのかも知れない。
しかし、もう自分しかいない、となれば、自分が全てを背負っていく覚悟をされたと思う。
この覚悟はもう少し評価されてもいいはずだ。

わざわざインタビューを受けたのも、弟子達の稽古の邪魔にならないよう、
先手を打ったのだと、好意的な解釈もできる。

相撲の現場で踏ん張る貴乃花親方を応援したい。
by Itarufox | 2005-06-14 00:46 | 人/Personality