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by itarufox
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きゅうだんがっぺい/球団合併

プロ野球の近鉄バッファローズとオリックスブルーウェーブが合併する。(たぶん)
これで1リーグ制に移行するだろう。
これで、野球の市場規模に見合った球団数(8か10)になり、
効率のよい球団経営がなされ、球団経営は健全なものに...。

なるわけがない。これは縮小再生産ってやつだ。
つまり、野球が成熟産業であることを印象付けたのである。
そして近いうちに斜陽産業になるのだ。

一般企業であれば技術革新があるが、野球でそれは望めない。

いたるの予想としては、1リーグになった最初の1、2年目は目新しさで
業績が上向きになるだろう。でも、一般の会社の合併を思い出して欲しい。
弱者同士で合併しても、所詮、弱者のままなのだ。
また、強者と弱者で合併した結果、強者が弱者になった会社も少なくない。

頑なに外資の参入やネーミングライツを「協約違反」の名の下に阻んできた
強者球団のオーナーがいるが、彼の思惑通りに行かないだろう。

プロ野球市場からプレーヤーが撤退しても、それ以上に市場が縮小すれば、
何にもならない。今は、12球団2リーグを守った方がいいと思う。
それよりも球団を増やすか、既存球団を強化して、より多様なソフトの提供を
考える方べきなのだ。

放映権料の問題で巨人戦がどうこう言われるのなら、野球協約を改定して、
リーグが異なれば、1企業でも複数球団を持てるようにして、パ・リーグにも
巨人を作ればどお?

日本のプロ野球に衰退産業の匂いがしてきた。もちろん衰退産業でも、
強者は生き残るだろう。でも相手がいなくて試合はできない。

球団経営が苦しくなっているのは、球団の努力というものが第一にあるのだろうが、
ベースには、日本のプロ野球というソフトが飽きられつつあるためなのだ。
バッファローズが消えても、日本のプロ野球が面白くなるわけじゃない。
そこんとこ、オーナーの皆様には宜しくお願いしたい。
by Itarufox | 2004-06-15 02:42 | スポーツ/Sports